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第二部 自転車操業そして特定調停
無事に完済した私でしたが、借金が無くなりホッとしてすぐに車を買ってしまいました。
前回借金をした時に軽自動車を持っていたのですが、返済の為に10万で売ってしまいました。
何年かは電車やバス・知人の車で移動していましたが申し訳なくて車が欲しかったのです。
そして5年ローンで買ったスポーツカーは総額290万。
毎月26000円とボーナス時20万を5年間支払います。
そこから私の歯車がまたずれていくのでした・・・

当時の手取りは20万未満。
遊びたい時期ですから彼女と飲みに行ったりしたいし、もちろん車にガソリンも必要です。しかもハイオク。
そこで私の中の悪い虫が騒ぎ出します・・・「キャシング虫」が・・・

 「給料前だけど飲みに行きたいなぁ」→「ちょっと借りて飲むか。どうせリボ払いだし」
 「給料前だとライバルが少ないから飲み屋のあの子独占できるかも」→「キャッシングしてボトル入れちゃえ」
 「速い車だとガソリンすぐなくなるなぁ」→「カードで入れれば満タンにできるな」
 「この前は大勝ちしたのにパチンコ負けちゃったよ」→「とりあえず給料日までキャッシングしてしのぐか」
 「クレジットカードのキャッシング枠がもうないや」→「商品券をカードで買って換金しちゃえ」

こんなことを繰り返し2度目の自転車操業となります。

今回は消費者金融大手はほとんど利用(5社210万)、信販系3社(150万)と一気に増えました。
約20万の手取りで支払が20万を超えた事もありました。
親に相談したものの今回はダメだと強く言われます。
当時妹が消費者金融で働いていたので相談してみると裁判での調停を薦められました。

仕事を抜け出し裁判所へ相談に行くと係の方が親切に説明してくれました。
費用として収入印紙が数千円必要でしたが、親から借りてなんとか工面し調停に臨みます。

特別調停とは

特別調停とは、裁判所の調停委員、金融会社、債務者(あなた)の3者により、返済方法と、返済計画を考える事です。
まず借り入れの状況と収入等を聞かれ紙に書いて提出します。
ここで嘘・偽り無く記入しないと後でややこしくなりますので真実を書いて下さい。
調停委員は中立の立場ですから相談に乗ってくれます。
双方の話を聴取し、金融会社と債務者が一番良い形を提案し、今後の返済計画を作成する方向で話しを進めてくれます。
「返済するという意志」を強く持っていれば、調停は成立するはずです。
自己破産と違い、過去の経歴には一切影響しません。
自己破産を考える前に一度相談してみてはいかがでしょうか。



いよいよ調停が始まります。3者が1つのテーブルに向かい合って座る形になります。
借り入れ発生の期日から返済が苦しくなった現在までの経過を調停委員から説明されます。
債務者(私)には返済の意思があるのでなんとか返済額を考えて欲しい旨を債権者に訴え話し合いが行われました。
紳士的に対応してくれる所が殆どでしたがある消費者金融(タレントを使ってCMやってる有名な会社ですよ!)だけは「はぁ?」という脅すような態度で非常に怖い思いでした。
利息制限法に従って各支払額が減額され、返済計画が提示されます。

利息制限法とは

利息制限法とは、簡単に言うと名前の通り、利息に制限を定めている法律で、これ以上利息を取らないようにというための法律です。
かと言って金融会社が暴利をしている訳ではなくて、定められた範囲内での利息を取っているので誤解のないように。
 利息制限法では、利率の内訳として、元本(金利以外の事です)が10万円未満の場合は年率20%、10万円以上100万円未満の場合は年率18%、100万円以上の場合は年率15%が利息の上限と現在ではなっています。この利息制限法を超えた部分についてはその超過部分につき無効とするとなっています。
ほとんどの消費者金融は年利が20%台でしょうから金額により15%から18%に引き下げられ月々の返済額が下がるという訳です。

ただし、今後は利息が引き下げられていく見込みですので、利息15%〜20%で複数件数借入をして首が回らなくなったらこの方法は使えなくなり、自己破産しか手がなくなるのではと思われます。



短期間では50万を24回、他は36回が殆どだったと思います。
某消費者金融は厳しく、短期間で回収という事でした。
数ヶ月くらいかかりましたが調停も無事終わりました。
2日間1セットで3回くらいだったと思います。
やはり仕事をしながら裁判所に数回通うというのは大変でしたがこれも早く完済するためです。
後日、裁判所から書類が、金融会社から返済計画表が送られてきて返済の開始となりました。

それからはカードで飲みまくっていた酒も控え、仕事が終われば家に直行という生活です。
安い居酒屋でたまに飲むビールが世界で一番美味い飲み物に感じました。
そして約3年かかり2度目の完済を経験するのでした。


↓裁判所に行くのに気が引ける方は、まずはネットで相談もありですね。

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